4年ぶりの開催となったインドリトリート。
1月18日〜31日に行われ、日本からは3名参加されました。
参加者のお一人で、プラクティショナーでもあるTakakoさんからのリトリートのレポートです。
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今回のリトリート、
シルビアのYoga of the Voiceに、共に響き合って、
世界各地からインドに集まってきたメンバーの出身は、
北米、南米、ヨーロッパ、アジア、、、
前半のウダイプルで16人、
後半のプネーからはさらに2人が加わり、
総勢18人の生徒が集まりました。
そのうち3名が、日本からの参加でした。
リトリートは前半と後半の2部構成になっていて、
前半は、ラジャスタン州の古都、ウダイプルに滞在しました。
指定されたホテルに世界各地から全員集合し、
顔をあわせた翌日からは、4日間に渡るシルビアによる講座とお稽古の毎日でした。
マントラやラーガのチャンティング、
そしてリトリート後半に待っているドゥルパド講座の予習も兼ねた
Yoga of the Voiceの解説もありました。
とは言っても、滞在期間中かなりの時間を使って、
ガイドさん付きでがっつり観光するツアーも組み込んでいただいていて、
インドという国を楽しみつつの滞在でした。
そして後半は、国内線でプネーに移動。
シルビアが現在も学び続けているドゥルパドの師匠、
パンテッド・ウダイ・バクラワール先生が新しく建てられた、
ドゥルパドを学ぶ弟子たちのための学舎、「ドゥルパド・スワラクル」に滞在しました。
朝はまだ暗い6時半から、夜は8時ごろまで、まさにどっぷりドゥルパド漬けの毎日。
ウダイ先生によるドゥルパドのお稽古は、基本練習と、応用編、
朝、午後、夜、などそれぞれの時間帯に属するラーガを習いました。
ここでは、シルビアもウダイ先生の生徒のひとりでした。
ウダイ先生のスワラクルは新興住宅地内にあって、
周りも建設中のマンションが林立するような立地で、
周囲にこれといった誘惑もないこともあり、
ひきこもってお稽古に集中するにはもってこいの環境でした。
スワラクル内には、素晴らしい音楽室や、
オープンエア・ライブもできるシアター様式になったスペースもあったりで、
むしろ施設内の居心地の良さに、普段は特に外出することもなく、
お稽古の合間の休憩時間も洗濯したり、お昼寝したり、テラスに集まって復習したり、、、、
めくるめく寄宿生活を、みんなでエンジョイしました。
リトリート終盤は、
プネーでも、半日かけて山へ遠足に出かけたり、
お祭りの日はフリータイムで各自街に出かけたり、
という日もあり、
観光地とはまた違ったインドの暮らしを体験させていただきました。
ウダイ先生のスワラクルの音楽室には、
ドローンの中核となる楽器、タンプーラが飾ってあり(10台も!)、
お稽古も生のタンプーラの音でできる、という幸せでした。
私は、タンプーラという楽器を現実に自分の目で見ることすら初めてで、
この、楽器であると同時に工芸品としての美しさも兼ね備える
本物のタンプーラの音に触れ、
さらにはそれを使ってお稽古できるというのは、
本当に感動的なことでした。
そして是非とも特筆したいのが、スワラクルのご飯が、めちゃめちゃ美味しかったことです。
私たち生徒はシルビアから、体調を健全に保つために食べ過ぎには注意しましょう、
と、忠告されていたにもかかわらず、
私は、朝、昼、晩、毎食ほぼおかわりしてしまいました。
(そういう人、多かったはず。。。)
スワラクルで、おかかえのコックさんが毎食作ってくださるお料理は、
私たち外国人向けに辛すぎないようとても気を使って作ってくださっているのが伝わってくる、とても優しいお味で、
毎日ずっと食べ続けていても飽きない、まさに家庭料理の真髄でした。
プネー滞在は、ちょうど満月の時期でもあったので、夕飯は、いつも屋上で月をみながらいただきました。
リトリート最終日のオファリングタイムは、
全体の時間があまり長くなっても疲れてしまうからという配慮もあり、
日本人は日本人チームでひと組になって、
日本の遊び歌を紹介してみんなで実際にやってみるとともに、
遊び歌のアレンジバージョンを披露しました。
ウダイ先生も遊びの輪に加わってくださり、
インドにも似たような遊びがあるよ、と言いながら、
一緒になって楽しんでくださっている様子でした。
私事ですが、今回とても嬉しかったことのひとつが、
コロナ蔓延をきっかけに、
2020年の春からスタートしたシルビアのオンライン・クラスで、
この4年間毎週のように、ずーーーっと、
PCモニターの四角い枠の中でしか会えなかった仲間と、
リアルに会えたことでした。
「は~い、こちら“生タカコ”でございま~す!」
「意外と身長高いのね!」
「あなたもね!」
みたいな会話が交わされました。
そしてもうひとつ。
リトリート期間中に、私は誕生日を迎えたのですが、
それをみなさんからサプライズで、
お誕生日のプージャとともにお祝いしていただきました。
おかげさまで、忘れられない記念日となりました。
ありがとうございます。
インドは、リトリート参加者の誰にとっても異郷の地で
皆それぞれに目的を持って集まってきたメンバーのエネルギーとともに
素晴らしい時間を過ごさせてただきました。
特に大きな病気や怪我などもなく、
全員無事に帰国できたことは、
シルビア、ウダイ先生とそのご家族、
そして、影でサポートしてくださった方々のご尽力のおかげです。
この貴重な経験の場を整えてくっださり、
本当にありがとうございました。
私からの報告は以上です。
最後までお読みくださってありがとうございました。
中井多歌子