ヨガ・オブ・ボイス創始者

シルビア・ナカッチとは


 グラミー賞ノミネート!】

 【今世紀の芸術界を揺るがす才能の40名に選出】された

 シルビア・ナカッチヨガ・オブ・ボイス

 

アルゼンチン出身の彼女は、南米、アフリカ、インド、ヨーロッパ、様々な文化における伝統的な歌や音楽に精通した、まさに、地球の歌の生き字引のような人です。また、全米〜世界のボイス・コミュニティにおいて、リーダー的な存在であり、年に1回開催されるサンタクルーズでのリトリートでは、世界中からミュージシャンやサウンドヒーラーが集まってきます。

 

そして、サンフランシスコにあるカリフォルニア統合学研究所(CIIS)の先生でもあります。CIISは、東洋と西洋の思想、叡智を統合する学科を提供している修士課程の大学で、従来の枠組みを超えたプログラムを提供しているところです。

ヨガ・オブ・ボイスも、伝統的な音の文化と心理学や音楽理論と統合されたメソッドとして、医療や教育、また様々なコミュニティ創りの現場の最前線で生かされています。 


 新しい時代のアートを築く、カッティングエッジ的存在として注目されるシルビア・ナカッチは、数々の音楽賞を受賞した作曲家であり、優れたプレイヤーでもあり、精神療法士としても経験豊かで、サウンドと意識の変容、シャーマニズムなどの領域における、国際的に名高い研究者でもあります。

 

最近では、音楽と、医療や教育、環境学などの間の、新しい領域を開拓する第一人者として、「先端医療におけるサウンドの効果的使用法」や、「音楽や歌を使った教育、コミュニティ作りの実践」について、世界中で精力的に講義やワークショップを展開しています。

 

 シルビアが設立した「声の学校;ヴォックス・ムンディ・スクール」は、世界の多様な民族の伝統音楽や、神聖な儀式などに使われてきた音楽を保存し、現代の教育や舞台制作、精神的なサービスに生かすことを目的とした教育機関です。

この30年の間に、アメリカから、ブラジル、インドとその拠点を広げ、多くの文化の復興を助け、人の繋がりを育んできました。日本でも 2015年から「ヴォックスムンディ・ジャパン」が始まっています。

 

 

シルビア・ナカッチ インタビュー

<上記動画の翻訳です>

私は、シルビア・ナカッチと申します。ヨーロッパと南米で育ちました。

幼少期からミュージシャンになるということが当然のことのようで、クラシック音楽を学び始めました。私の家族は、3世代にわたり、何百年もの間、音楽を学んできていたようです。かなり前には心理学と医療の勉強もしました。そして音楽療法士になったのは、ごく自然なことでした。

私は常に、音楽と意識の統合という点に留意してワークをしてきました。それが、自然と、ヒーリングやトランフォーメーション(変換)につながることになりました。

生まれ育った環境のせいもあり、人生を通して、文化に興味がありました。可能な限り、世界中を旅し、そこには異なる人たちとの音楽のやり取りがありました。音楽は、ヒーリングや治療的なプロセスを助けてくれます。

 

1980年代初頭に、気づいたことがあります。それは、多くの音楽とヒーリングの原点は古代の文化から来ているものだということです。そして、インドやアマゾンに通いました。

インドとアマゾン、私にとっては、この2つの場所は1つの場所なんです。多様な背景がある場所では、音楽の源を理解できますし、いかに音楽が私たちの原型となっているか、また、私たち人間が創られている、その基礎となっているかがわかります。

 

ヒーリングも音楽の一部です。ヒーリングと音楽、この両者は分かち難いものです。ヒーリング音楽のための音楽、また、ヒーリングは音楽。これらは1つのものです。アプローチの仕方も1つで、私がそのアプローチ方法が好きなんです。

 

1982年からずっと同じ1人の師匠に師事してきました。彼からは北インドの音楽を学び続けました。

アリ・アクバル・カーン師です。彼は、地球上で、かつてないほど偉大なミュージシャンの1人です。

彼からラーガ、ラサのパワーを学んだことは、私が、ミュージシャン、作曲家、音楽療法士(医療従事者のアシスタント)として受けた、西洋音楽の教育から得た知識との貴重なつながりとなりました。西洋音楽の学習だけでは欠けていたものを埋めることができました。

北インドの、そしてすべてのインド人は、サンスクリット語のラサ(本質、活力)という言葉を使います。それは、音楽への影響を意味します。

音楽とアート(芸術)への影響が伝わるためには、そこには、ごく自然に感情というものが存在します。美的な感情です。このことが、療法士、ミュージシャン、作曲家、パフォーマー(演奏家)、教育者としての私の人生に大きな違いを与えてくれました。

音楽が持つ表現の力は、必ずしも何かに縛られるべきものではありません。ミュージシャンの気持が純粋で、メロディ、リズム、ハーモニーの力に集中している時、これをラーサが生じているということが言えます。

ラサの状態になるということは、即ち、トランスフォーメーションが起きているという感覚です。それは、感情的な深いレベルでのトランスフォーメーションです。

 


グラミーにノミネート

第57回グラミー賞で、「In Love and Longing」が、 ニューエイジ部門にノミネートされ、雑誌Utne Readerでは、今世紀の芸術界を揺るがす才能の40名にも選ばれたシルビア。作曲家、ミュージシャンであるシルビアは、心理セラピストでもあり、音と意識変容の世界では代表的なリーダーです。シルビアの声は聴くものに、深い愛情の心を呼び起こします。

 

また、Steven Halpern(スティーブン・ハルパーン)やJeffrey Thompson(ジェフリー・トンプソン)などとのコラボのアルバムもいくつかあります。こちらをご覧ください。

 

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